イメージセンサを設定、制御、検証する開発プロセスは、手間のかかる作業になる場合があります。オンセミは、この開発プロセスを短縮し、精度を高め、効率を上げるDevWareXという多機能で強力なツールを提供しています。
このツールを使用すると、イメージセンサをプログラムしたり、画像を表示したり評価したりすることができ、またPythonスクリプトを実行して画像をキャプチャし、保存することも可能です。問題のデバッグを支援する組み込みツールも多数用意されています。また、イメージセンサの制御や画像表示用カスタムアプリケーションの開発が可能になる、関連ソフトウェアの開発キット(SDK)であるApBaseライブラリもあります。
イメージセンサは、「レジスタ」セットを介して設定および制御され、一度出力が設定されると、設定されたサイズと速度(フレームレート:fps)で画像ストリームが出力されます。イメージセンサは、DevWareXとApBaseによってこれらの操作にアクセスできます。
オンセミは3種類のイメージセンサを提供しており、これらはすべてDevWareXでサポートされます。
- イメージセンサ:最も一般的なタイプで「生」の画像を提供します。イメージセンサはイメージセンサ・プロセッサ(ISP)に接続され、ストリーミング画像の設定、制御、処理が行われます。
- システムオンチップ(SoC):イメージセンサとISPの両方が1個のパッケージに収納されています。
- イメージセンサ・プロセッサ(ISP):イメージセンサからの画像の設定、制御、処理を行います。
以下はDevWareXセンサのコントロールと表示の一覧です。
- Apps Controls: 制御アプリの設定値とセンサ表示オプションを表示
- Feature Toolbar: センサ固有の制御オプション
- Live Video: センサからのストリーミング出力画像
- Register Log: センサに適用されている設定値のキャプチャ
- Sensor / Demo Info: アプリケーションおよびセンサ設定に関する情報
- Watch Window: レジスタ値の変化をリアルタイムで表示
- Image Graph: 一般的な評価方法を使用したリアルタイム分析
- Sensor Control: メインセンサおよびアプリケーション制御ページ。一般的なセンサおよびDevWareX機能に容易にアクセス可能
- Register: センサのレジスタの表示と制御
- Presets: センサの設定および制御設定値を適用
DevWareXはイメージセンサ・アプリケーションのDevSuiteセットを備えたメインアプリケーションです。DevSuiteには、初心者向けチュートリアル、トレーニングビデオ、個々の機能やコンセプトの詳細説明など、包括的な資料が用意されています。また、DevWareXの詳細資料や最新機能の説明もあります。
DevWareXには、ユーザーが独自の設定および制御スクリプト、プラグイン、アプリケーションを開発するための方法がいくつかあります。これらを以下に示します。
- Presets in INI and Python format: DevWareX内で実行するスクリプトを作成します。
- Plugin: DevWareX内で動作し、DevWareXの画像ColorPipe(DevWareXの「生」のセンサ画像を取り込み、表示を最適化する部分)でタップできるWindows DLLを開発します。このDLLは、システム内の他のデバイスを制御できます(例えば、イメージセンサのオートフォーカス制御)。
Stand-Alone Applications: ApBaseを使用して、DevWareXのようなアプリケーションを作成し、イメージセンサのカスタマイズされた設定、制御、表示を実行します。各種SDKに関する詳細情報のオプションが用意されています。お客様から最も多くリクエストされ、使用されるのがApBaseです。
DevWareXとApBaseが提供する幅広いイメージセンサのサポート詳細については、入手可能なさまざまな資料をご覧になることをお勧めします。
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